売電価格の優遇措置が終わり、投資としては利益が薄く見える太陽光発電ですが、他の投資分野にはない魅力があります。
不動産投資は空室のリスクもあり入退去など、様々な手間がかかります。対して太陽光発電は管理も土地の除草程度ですし、20年固定で売電が約束されていますので安定した売電収入を毎月得られます。この安定した収入を見越し、借入をおこすのも定収入のあるご職業の方であれば難しくはありません。
現在、経済省資源エネルギー局は再生可能エネルギーを2030年までに22~24%にすると目標値を掲げていますが、全く足りていない状況です。日本の電力の中で再生可能エネルギーが占める割合は15.3%に過ぎません。これは再生可能エネルギーを推進する諸外国の中でも34位であり、温室効果ガスを排出する化石燃料への比重も89%と依然と高い状況にあります(経済省資源エネルギー庁2019年報告より)。再エネの主力電源化の実現に向けて、固定価格での買取期間が満了をむかえた電源を買い取りを宣言する電力会社も出はじめ、太陽光パネルの耐用年数の間は継続して買い取りをしてもらえる見込みも出てきました。売電価格が安くなろうと0にならないというのは収支を考える上でもプラスになります。
太陽光発電投資はハイリスクハイリターンな投資とは全く違い、表面利回りで10%前後を推移している状況ですが、安心安全なエネルギーを供給しつづけるという意識の高い投資といえます。